歯列不正を引き起こす要因

歯列不正を引き起こす3つの要因

歯と顎の骨の大きさの不調和

歯の大きさや形態異常、先天的欠損などはほぼ遺伝によって決定します。しかし、これらは歯科医院で顎の骨の成長を促したり、歯を移動して良好な位置にすることにより改善することが可能です。遺伝のほかには、虫歯や歯周病、癖などの後天的要素によって歯列不正を引き起こすケースも多いです。

顎の骨の発育の差

顎の骨の発育は遺伝的要素が強く影響しますが成長期の拇指吸引、舌癖等の環境的な要因や遺伝的要因が強く働くため、上顎前突や下顎前突、顎の幅の不正などを起こす事があります

舌や唇の発育の差

人間の口腔機能の発育は、授乳から始まります。最近では離乳が早い傾向があり、舌や唇の筋肉が発達しないまま成長期に入ってしまうことが珍しくありません。このような場合、将来の歯列不正の要因となってしまうおそれがあります。少なくとも10ヶ月以上母乳を吸わせることで、理想的な口腔機能の発育を促すことができます。

以上が歯列不正を引き起こす大きな要因ですが、以下ではさらに詳しく具体的な要因についてご紹介します。

具体的な要因

普段からの癖

子供の頃の指しゃぶりは、指の力で歯を動かしてしまうため、出っ歯などの原因になることがあります。大人になってからも、頻繁に頬杖を付く、指・爪・唇を咬むなどの癖、また寝るときの方向がいつも一定だったり、常に口を開いていたりすると歯並びが悪くなる要因になります。

食べ方

子供の頃にやわらかい食べ物ばかりを食べていると、飲みこむような食べ方の癖が付いてしまい、顎の骨が十分に発達しません。顎の骨が小さいままだと永久歯が並ぶだけの十分なスペースがなくなってしまい、デコボコな歯並びになってしまいます。

虫歯

乳歯には後から生えてくる永久歯のスペースを確保する役割があります。乳歯の虫歯を放置して歯の形が変わってしまったり、虫歯治療で抜歯したままにしていると、永久歯が正しい位置に生えずに歯並びや咬み合わせが悪くなってしまったりするおそれがあります。

遺伝

顎の形や歯の大きさは遺伝により、ある程度決まります。両親が矯正治療で歯並びを整えていても、子供には治療前の状態が遺伝することは言うまでもありません。

口呼吸

扁桃腺の腫れや鼻炎などの症状で口呼吸を続けると、歯を唇で押さえる力が弱くなり、口の筋肉バランスが崩れて出っ歯や受け口の原因となることがあります。